ベトナム雑記🇻🇳


5年ぶりの海外旅行、今回もあったことやトラブルなども記録しておこうと思う。備忘録であるとともに、未来の自分や困っている誰かの参考になればと思って。



旅立ちまで


なぜベトナムに行こうと思ったのか。お店の経営がすこぶるうまくいっている訳でもなく、余裕がある訳でもないのだけど、やっぱり母の年齢が大きいと思う。お店をオープンしてから、あれよあれよというまにコロナ禍になり、2019年に行ったヨーロッパ旅行から早や5年が経ち、母はもちろん私も色々と退化してきた。記憶力や体力、頭の働きも2人とも悪くなってきているし、当たり前だけど人間誰しも今が一番若い。そしてお客様から背中を押されたのも大きかった。「いつまで元気かなんて分からないんだから行きたいところには行っておいた方がいい、特によっぺさん(母)は!」と言って下さった常連のお客様。それが決め手にもなりました。


去年までは母も私も「そろそろ海外に行きたいね」としか言ってなかったけど、よくよく考えたらどうしても行けない理由も今は特になく、ヨーロッパやドル圏はバカ高いからまず無理だけど、どこも物価高の中、前々から行きたかったベトナムがドン安(ベトナムの通貨はベトナムドン)という情報を何かで見て、とりあえずチケットを見てみようと思ってからはすぐだった。思ったより安かったチケット、そしてガイドブックも買ってしまえばこっちのもので、ムクムクと行きたい気持ちが湧いてきた。


がしかし、この私の「勢いにまかせて」しまう性格も考えもので、ベトナム行きのチケットを検索して、お得なプランが出てきたのが初めて見たMy trip!というギリシアが本社のサイトだったのだけど、勢いあまって取ったからか、予約フォームの個人情報入力の際に、母の名前だけ姓と名を逆に入力してしまったらしく、チケット購入のレシートがメールで送られてきた数日後に異変に気づく。あれ?母と私の姓と名の順番が逆だな…なぜ?と思ったけど、おそらく入力の時に打ち間違えたのだと気づいて青ざめる。こんな初歩的な間違いは初めてだった。


今回使う航空会社はベトジェットというベトナムのLCCなのだけど、そういう格安チケットは往々にして何事も変更がきかないはず。焦って名前変更の方法を検索したら、やはり変更できなくてキャンセルしたあと取り直した人もいたり、間違っててもすんなり乗れた人、すごい大変だったけど乗れた人、事前に変更してもらえた人などが出てきた。私はフランス語でならトラブルシューティングのメールを何とか書けるけど、英語では全くそれをできる自信がなく、名前変更ができた人のブログを読んでその英文を参考にしたり、何ともありがたいことにこの話をしたらお客様の息子さんが完璧な英文を作ってくれたりして、英語しか通じないベトジェットのサポートのAI(エイミー)とチャットで直接やり取りをする。


しかしお店の営業中などにチャットすると必ずタイムアウトしてしまい、その度に最初からやり直し、なかなかストレスのたまる何度かのやり取りで、やっとこさ変更してもらえるところまでこぎつけた。ここまでにかれこれ5日間ほどかかった。


名前変更のためにやったことは、予約番号やフルネーム、旅程表の細かい提示と名前変更したい人のパスポート画像の添付。もちろん低姿勢で謝ることも忘れずに。ベトジェットのサポートの人はとても親身になって下さった。チャットも絵文字が入ったりして人間的で良かったので、対応への評価のお願いが来たから5つ星をつけてお礼を伝えておいた。結局名前変更には8.14ドルかかった。約1200円くらい。悔しいけど仕方ない。私に言われたくないだろうけど、皆さまもチケットを取る際は慎重に入力されるようくれぐれも気をつけていただきたい。


ちなみに旅行代理店My Trip!の日本支店の番号があったので並行して電話していたけど、中国の方らしき人が応対してくれて、代理店への手数料だけで6000円くらいかかると言われた。航空会社ともやり取りしてることを伝えたら、その方が手数料がかからなくて良いかもと正直に言ってくれて好印象でした。日本語もとっても上手で全く不便を感じなかった。


ハノイ〜ホーチミンの距離は日本でいうと札幌〜福岡くらいあるらしいのでこちらも飛行機を取る。身近な人たちはホーチミンしか行ったことがない方がほとんどだったのは二つの街に結構な距離があるためだろう。こちらはTrip.comというサイトで取る。こちらの方が色々と分かりやすくて、メールも丁寧なものが来ていてサービスがきめ細かい印象だった。二つのサイト(My trip!とTrip.com)の名前が似ていて紛らわしかったが選んだ自分が悪い。買い付けもあるのでどの便にも預け荷物20キロのオプションを私のチケットに追加。たしかどれも1500円くらいまでに収まってたはず。チェックインカウンターで頼むのは大変なのであらかじめ取っておいてよかったと旅の間も思った。


あとはポケットWi-Fiも借りておいた。こちらは1日1000円弱だけど、旅の間はちょくちょく地図を見るので常にネット環境がないと本当に不便なため毎回借りている。



1日目:成田〜ハノイ


久しぶりの成田空港に心躍る♪ベトジェットの飛行機は撮れてない
久しぶりの成田空港に心躍る♪ベトジェットの飛行機は撮れてない

旅行初日。前日まで絵の仕事をしていたけど完成せず、下書きだけ送って旅立つ。私の荷物はスーツケース一つとリュック一つ。リュックの中にショルダーバッグを入れておいて、宿に着いたらそちらに大事なものを詰めて出かける時はそれだけ持って行く用にした。よっぺは小さめのカート付きスーツケースとショルダーバッグ。エコバッグもお互い1個ずつ持って行く。 2人とも7キロまでは機内持ち込み可なのだけど余裕で収まった。しかし何か忘れているような気もするな…と思いながら詰め終える。(※パジャマだった)


5時に起きて喜多見駅のホームでよっぺと落ち合い、成田空港へ。日暮里からスカイライナーに乗ると旅行気分が一気に高まるのはなぜだろう。だから羽田の方が全然近いけど、私は割と成田空港発の便が好き。朝食はスカイライナーの中で前日に買っておいたおにぎりとかワッフルを分ける。電車はギリギリなことも多いので、ペットボトルとかも事前に買っておいてよかった。


久しぶりの空港にワクワクしながら無事に荷物を預けてチェックインを済ませる。何事もなくてよかった。空港のマックでホットコーヒーとマッシュポテトだけ食べる。朝ごはんは食べたので温かいコーヒーだけ飲みたかったのだけど、これを食べておいて正解だった。


ハノイまで6時間だったけど、もちろん機内食は出てこない。それどころか水も有料なので、乗り込む前に何も買わなかったことを悔いる結果となった。機内は混んでなかったので、私たちは3列シートの真ん中1人分の間を空けて、通路側の前後の席を充てられた。窓側が良かったよっぺは残念がってたけどトイレには行きやすかった。隣のベトナム人男子が頼んでたベトナムのカップラーメンが美味しそうだったけど、何せ機内は高いので我慢する。


ベトジェットはベトナムのLCCで、使ったことのある周りの友人知人からは割と評判が良かったので心配なく決めたのだけど、まず何よりCAの制服が可愛かった!写真撮ってないのが悔やまれるけど、赤いポロシャツとベージュのチェックのキュロット、同じチェックの帽子に、シャツにも同じチェックのボウタイと襟が使われていて見るたびにあのキュロット可愛いなぁと思っていた。あとで検索してみたら、世界一可愛い制服と言われているとかいないとか。ちなみにCAさんたちの化粧はバブリーで濃いめ(どうでも良い)。


今回の旅では4回ベトジェットを使用したけど、悪い印象はなく、強いて言えばチェックインにすごく時間がかかった便が一度だけあったけどあとはスムーズだった。対応の感じも悪くない(特別良くもないけど)。1回だけ大型機の時があったけど、それ以外はLCCらしく小さめで、気流の悪いところでは割と揺れるけど機体が小さいのだから仕方ない。


ハノイのノイバイ空港のかわいいトイレサイン
ハノイのノイバイ空港のかわいいトイレサイン

現地時間で13時頃にハノイに着く。時差は2時間あるので日本では15時頃。そんなこんなで持ってたのはお菓子くらいでお昼も食べておらず、お腹ペコペコだった。飛行機を降りた瞬間に暑さと湿気を感じたけど、ノイバイ空港は快適だった。ガイドブックを参考にバスに乗り、1人45000D(270円くらい)で市内にあるハノイ駅へ向かう。これが一番安い行き方。バスは広くて快適だったけど、どの道もバイクと車の通行量がすさまじく、どちらも猛スピードで、車がバイクに爆音のクラクションを鳴らしたりしててカオスな道路状況の洗礼を受ける。そこまで鳴らさんでも!と言いたくなる音の大きさそして長さ。


よくぶつからないなぁとハラハラしながら見守っていたら、だんだん雲行きが怪しくなり、ついにハノイ駅に着く間際に雨が降り出す。だんだん強くなり、それはそれはすごいスコールに!土砂降り!そういえばガイドブックによると10月はギリギリ雨季だったし、何なら「洪水期」ってのにぶつかってたような…と頭をよぎる。

分かりにくいけどかなりの土砂降り
分かりにくいけどかなりの土砂降り
だがそんなことは気にせずビュンビュン走る!
だがそんなことは気にせずビュンビュン走る!
割と大きめの音で植木が倒れたけどもちろん誰も気にしない
割と大きめの音で植木が倒れたけどもちろん誰も気にしない

あとほんの少し早く着いてたらよかったのだけど、到着地のハノイ駅で立ち往生、しかもよっぺの折りたたみ傘は早々に壊れてしまった。何せ嵐のような豪雨で風も強く、バタバタと植木なども倒れていた(が、誰も気にしない)。バスの運転手さんが、自分の傘を使って屋根のあるところまで同行してくれて優しかった。しかし駅で前を横切るバイクや車を見ていると、こんなに雨が降ってるのに気にせずバイクはビュンビュンとばして通り過ぎる(しかも二人乗り、子どもと三人乗りも!)。みんなカッパを着て、後ろの人は前の人のカッパに入って二人羽織みたいな状態で走ってる。すごいなベトナム人!とそのたくましさに感銘を受け…ている場合ではなかった。


豪雨のせいで駅からなかなか出られず、ハノイ駅から宿までは割と近いのだけどまず道路を渡れない。バイクも車も全く止まってくれないので、すぐそこなのに永遠に対岸に渡れないのではないかと一瞬よぎるが、少しだけ空いた時に渡ったら、堂々と渡れば止まってくれることが分かった。どんなにスピード出しててもちゃんと止まってくれる。「渡りたい」という意思表示が大事だと思い至ったけど、日本人は奥ゆかしいから苦手かもしれない。この旅の間は図々しく行こうと心に誓う。


ずぶ濡れの状態で宿にやっと着いたのは16時頃。オーナーとのやり取りでチェックイン方法を聞いていたのでそれを参考にして宿まで辿り着くもキーボックスが開けられず、近くにいた宿の方らしき人に開けてもらって鍵を受け取り、無事に部屋に入れた時は心底ホッとした。

ここを入って…
ここを入って…
ここを抜けると私たちの宿が。説明がないと絶対わからない
ここを抜けると私たちの宿が。説明がないと絶対わからない
だけどハノイの宿はとても快適だった
だけどハノイの宿はとても快適だった
部屋の中にバスタブ!意外と便利であたたまった
部屋の中にバスタブ!意外と便利であたたまった
照明がカゴっぽいのが多くてかわいい
照明がカゴっぽいのが多くてかわいい

部屋は広かった。ワンフロア貸切で、エレベーターを降りたらそのフロアは全て私たちのエリア、右側にシャワーと洗面所とトイレのスペース、左側にドアがあって寝室兼リビングキッチンという感じ。そして部屋の中にもバスタブがある。室内も水回りもとても綺麗だったし必要なものは全て揃っていた。これで一部屋1泊4000円くらい。場所も良かった。

とりあえず濡れた体や荷物を拭いて着替える。冷えてしまったので電気ケトルでお湯を沸かして、お腹も空いていたので、持ってきたフリーズドライのスープとパンなど食べて出かける。


が、しかし。まだこの日はGrab(グラブ)という超スーパー便利なアプリを使える状態にしていなかったため、出かけようにも徒歩で行くしかなく、雨もずっと強く降っている中、道もなかなか渡れなかったりしてびしょ濡れなのに全然進めず、やるせない気持ちでハノイ大教会方面に観光に行くのを諦め、ご飯を食べて帰る事にした。

ほぼ屋外のお店のため、店内もびしょ濡れ
ほぼ屋外のお店のため、店内もびしょ濡れ

宿の近くにあったお店に逃げ込むように入り、よっぺは鶏肉のフォー、私は牛肉のフォーを頼み、バインセオとビールも頼む。フォーはやっぱり美味しくて、冷えた身体にしみた。バインセオは最初食べ方がわからなかったけど、ライスペーパーに大葉や他の葉物野菜、もやしなどが入ったパリパリのたまごやきみたいなのをのせて巻いて甘いタレにつけて食べるのだと、北村匠海みたいな顔の男の子が指差しながら教えてくれた。大葉を指してこれは「シ・ソ」とか、この葉っぱはあんまり美味しくないよ、とか親切だった。このお店は従業員も多く、どれも美味しくて、宿も近いし雰囲気もベトナムらしくて良かった。

びしょ濡れでも元気なよっぺ
びしょ濡れでも元気なよっぺ
私はびしょ濡れのヨレヨレ…
私はびしょ濡れのヨレヨレ…
なんてことない普通のフォーだけどめちゃ美味しい
なんてことない普通のフォーだけどめちゃ美味しい
注意するように言われていた氷入りのビール。お腹壊さなくてよかった
注意するように言われていた氷入りのビール。お腹壊さなくてよかった
こう見ると特に美味しそうでもないけど美味しい
こう見ると特に美味しそうでもないけど美味しい

その後、温かいコーヒーが飲みたくなって宿により近い素敵な雰囲気のカフェに入ってみるが雨のせいか誰もお客さんはおらず。エッグコーヒーというものを飲んでみたくて、たった1人だけいた店員の全く英語が分からない男の子に説明を求めたが通じず、試しに頼んでみる。よっぺはミルクコーヒー。そして出てきたのは冷え冷えに冷えた二つのコーヒー。冷たい…が味は美味しかった。

絵がたくさん飾ってある落ち着くお店だった
絵がたくさん飾ってある落ち着くお店だった
エッグコーヒーは初めて飲んだけどあとで調べたら、卵の黄身と練乳を泡立ててコーヒーにのせたものだそう。クリーミーで濃厚でとにかく甘い。ベトナムのコーヒーは基本的に練乳が入ってるためどこで飲んでも基本的に甘かった。
エッグコーヒー(手前)とミルクコーヒー
エッグコーヒー(手前)とミルクコーヒー
器もたくさん飾ってあった
器もたくさん飾ってあった

少ない滞在期間の中の貴重な1日目だったのだけど、スコールのせいで何もできず、宿に帰ってシャワーを浴びてバスタブに浸かって温まり、Grabの使い方を調べてクレジットカードの登録などをして、超絶早い時間に寝る。日本ではいつも2時3時くらいに寝ているので、12時前に寝るのはものすごく久しぶりだった。



2日目:ハノイ〜ホーチミン


朝6時くらいには起きて、まずはハノイ大教会の方へ。家を出たのは7時くらいだったけど、結構人が歩いていたりお店もやってたりしてびっくりした。ベトナム人は早起きだ。初めてGrabタクシーを使ってみた。これはベトナムを訪れた友人やベトナム旅行の動画投稿している人などが絶対に使った方が良いと口を揃えて言っていた便利な配車アプリで、この旅の間に何度もお世話になることに。ドライバーとのマッチングもすぐにできて5分ちょっとで教会前に着く。料金はなんと200円弱と安い。

キリストを抱いたマリア像も錆びているけど美しい
キリストを抱いたマリア像も錆びているけど美しい

1886年に建てられたというハノイ大教会(セントジョゼフ教会)は、1900年に今のネオゴシック様式に改築されたそうでパリのノートルダム寺院と同じ様式だと思う。全体的にグレーがかっているのはカビや汚れで黒ずんでいるそう。ヨーロッパと違って湿気があるから仕方ない。

盆栽みたいな植物が一定間隔で置かれている
盆栽みたいな植物が一定間隔で置かれている
何の植物だろう?かわいい
何の植物だろう?かわいい

ベトナムは1割〜2割ほどカトリック教徒がいるそうで、ミサも毎日行われている。ステンドグラスはイタリアから輸入したものらしく、とってもきれいだった。朝なので誰もいなくてゆっくり見られたのも良かったし、教会の後ろ側に回るとベトナム色の強いキリスト教美術も見られて興味深かった。掃除をしていた女性も感じが良くて、大事そうに祭壇を拭いていて敬虔さが伺えた。今回観光はほぼしていないので、ここは貴重な一つとなった。

独特なキリスト教美術が後ろに回るとたくさん
独特なキリスト教美術が後ろに回るとたくさん
ピエタや上の方のマリア像もどことなくキッチュ
ピエタや上の方のマリア像もどことなくキッチュ
磔刑になるキリストや最後の晩餐らしきも
磔刑になるキリストや最後の晩餐らしきも
美しい大聖堂内
美しい大聖堂内
ステンドグラスも圧巻
ステンドグラスも圧巻
サン・クレールの顔がユニーク
サン・クレールの顔がユニーク
祭壇を掃除する働き者の女性
祭壇を掃除する働き者の女性
バラ窓ではないけどファサードのステンドグラスが美しかった
バラ窓ではないけどファサードのステンドグラスが美しかった
奥の方にも濃い宗教美術がたくさん
奥の方にも濃い宗教美術がたくさん

教会を出てから、近くのスタンドでバインミーを食べる(スタンドバイミーみたい)。Googleを見ていたら、たまたま高評価だったところがオープンしたところだったので頼んでみたのだけど、これがとっても美味しかった!初めて食べる味で、卵焼きやソーセージやハム、野菜の酢漬けなどが入ってるのだけど、ソースが美味しいのかパンが美味しいのか、絶妙な味付けでパリパリのパンで、それはそれは美味しかった。バインミーママって書いてあって女性1人で作ってたのだけど、多分このママがすごいんだな。一見なんでもないスタンドなのに、私たちが食べてる間に地元の人たちが並び出したので、知る人ぞ知る名店なのだろう。

こう見えてすごく美味しい
こう見えてすごく美味しい
食べかけで申し訳ないけどこちらもめちゃ美味しい
食べかけで申し訳ないけどこちらもめちゃ美味しい
こんな感じのただのスタンド。すばらしきママ👍
こんな感じのただのスタンド。すばらしきママ👍

ちなみに店舗はないので、どこか食べるスペースはあるか聞いたら、ここで、と指差されたのはスタンド前の地面にクッションを置いたところ。。でもこのクッションが可愛かったのでそこで食べる。ベトナムの人はみんな屋外で食べるのが好きなようで、カフェでもテラス席が人気だし、食堂みたいなところでもわざわざプラスチックのイスを置いて低めのテーブルを置いて、店の前で食べてる。中にも席はあるのに外で食べるのが好きみたいで何とも不思議な光景だった。お腹いっぱいになり、水も無くなってしまったのでたまたま前を通りかかったサークルKで水を2本買う。

かわいいクッション。ここに座って食べた
かわいいクッション。ここに座って食べた
プラスチックのイスはこの右側の。こんな光景がとてもベトナムらしい
プラスチックのイスはこの右側の。こんな光景がとてもベトナムらしい
ハノイのサークルK。かわいい色味!
ハノイのサークルK。かわいい色味!
お菓子もかわいい
お菓子もかわいい

その後近くをぶらぶらしていたらたまたま見つけた布小物のお店でちょこっと小物を買う。mountain’s colorというこのお店は、置いている物も丁寧に作られていて従業員の女の子も感じが良く、ほどよく放っておいてくれるけど何かを聞くと正確な英語で的確に答えてくれるし商品を作っている少数民族の方々への敬意も感じられてとても良かった。


他にも見たいお店があったけどやっていないのでカフェに入る。目抜き通りのカフェは大体外側を向いた席が多いのだけど、そこでベトナム人女子たちがここぞとばかりにキメ顔で、おそらくインスタ用の写真などを撮ってるのを遠い目で見ながら、コーヒーを注文したらなんと現金が足りなくてカードも使えず、1人分しか頼めなかった。ミルクコーヒー(というとこちらは必ずアイスコーヒーだし、とにかく甘い)を頼んで分け合う。一杯のミルクコーヒーを分け合う親子、、かなり貧乏くさかったろう。